東急田園都市線が乗り入れている桜新町駅。
平成に入ってからのマンション建設ブームにより人口が増加し、各駅停車のみの利用ながらも1日の乗降者数は約73,000人と多く、通勤時間帯にはラッシュが否めません。
また、日本体育大学世田谷キャンパスの最寄り駅でもあるため、学生も多く見られます。
桜新町と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「サザエさん一家の街」。「サザエさん」の原作者である長谷川町子さんが居住していたこともあり、桜新町1丁目にある長谷川町子美術館では原画などが展示されています。
この美術館と桜新町駅を結ぶ商店街の通りは「サザエさん通り」と呼ばれ、あちこちにサザエさんのイラストや銅像が配置され、訪れる人たちを楽しませてくれます。毎年7月には桜新町商店街主催のサザエさんまつりが開催されています。
- 桜新町1丁目 1,994世帯 3,746人
- 桜新町2丁目 2,062世帯 3,809人
- 新町1丁目 1,489世帯 2,938人
- 新町2丁目 1,916世帯 3,492人
- 新町3丁目 1,069世帯 2,118人
(令和2年5月1日現在)
渋谷まで9分程と都心に近い場所にありながら、とても静かで落ち着いた雰囲気の桜新町。駅周辺には珍しく八重桜の並木があり、春には鮮やかなピンク色が迎えてくれます。
大型の商業施設などはありませんが、桜新町商店街や深夜まで営業しているサミットもあり、買い物に困ることはありません。お隣の用賀まで出ればOKストアもあり便利です。
先に述べたように日本体育大学の最寄り駅のため、学生寮も点在しており、日体大生と商店街による親睦活動も積極的に行われているため、活気があるのも特徴です。
小学校や幼稚園・保育園も充実しており、馬事公苑をはじめ、少し足を延ばせば駒沢オリンピック公園など家族で楽しめる公園も多くあり、子育て世帯には親しまれやすく人気なエリアでもあります。教育センターには図書館とプラネタリウムが併設されており、休日には多くの親子が訪れています。
緑の多い住宅街は戸建てと低層マンションが中心となり、ファミリー世帯が多く見られます。
駅から住宅街までは区画整理されており、道幅も十分に取られ、高低差も少ないため、ゆっくり散策しながら買い物をしたりと、都会でありながら長閑な雰囲気の中で過ごすことができる街です。
桜新町駅周辺のポスティング戦略
桜新町1~2丁目は戸建てが900、集合住宅世帯が2700ほどで、割合としては3/4がマンション、アパートになります。
小さな子供、児童が多く、中学生や高校生の世帯も含めてファミリー世帯中心です。
小さな子供向けの食育イベント、教育イベントや教室、サークルなど地元密着の育成支援サービスに高い関心があるエリアです。
また、プログラミング教室、英語などの語学スクールも活況でポスティングされる配布物も多いです。
子供向けのサービスは信頼第一ですので、チラシの紙質やデザインはとても重要な要素になります。メリットや特徴をきちんと訴求して、Webサイトなども充実させるなど一環した集客活動をデザインすることが大切です。
親御さん世帯にはダイエットやサプリメント、トレーニングジム、資産運用や保険などライフスタイルを支えるようなサービスに需要があります。
いっぽう、新町は戸建てが1500、集合住宅が2800ほどで戸建て住宅が多いエリアです。
高齢世帯も多く、介護する人、される人も多いのでデイケア、デイサービスなど高齢者向けのサービスや老人ホーム、各種介護施設の案内もよく読まれます。
これも信頼性が重視される分野ですので、デザインを含めて信頼性をアピールできる広告物を作成したうえで、定期的なポスティングを実施するのが望ましいです。
桜新町周辺は平坦で住宅密集地ですのでポスティング効率も高いです。一度きりのポスティングではなく、中長期の計画を立て、反応を分析しながら集客するのが望ましいです。