品川区へのポスティング・チラシ配布戦略のポイント

当社は東京西営業所として大田区に拠点があり、隣接する品川区へのポスティング依頼も多く承っております。

品川はエリアによって特徴が大きく異なる区であり、高反応のポスティングを実現するためにはチラシのデザインから配布戦略までトータルにプランニングすることが重要です。

弊社では長い経験により豊富なノウハウ・ポスティング技術を有しておりますので、ご検討されている方はお気軽に問い合わせください。

このページでは、品川区のエリアを紹介するとともに、それぞれのポスティング戦略を解説しています。

（記載している統計情報は2019年時点のものを掲載しています）

品川区の特徴

北は港区と渋谷区、西は目黒区、南は大田区に接しています。土地の面積は22.84kmと区内では10番目の広さとなり、区全体の3.7％を占めます。

区の中心的存在であるJR品川駅の乗員数は全国で5位。渋谷駅（6位）よりも多い乗員数で東京でも屈指の大型駅です。前年比率でも伸びており、今後中央リニア新幹線も開通する予定で日本の基幹ともいえる場所になりつつあります。

それもあって品川といえば新幹線が止まる「巨大な駅」をイメージする人が多いと思います。また、城南五山を中心に高輪などの高級住宅街などのイメージも強いです。

品川駅だけでなく大崎や大井町などの周辺にある駅も近年大規模な都市開発が進んでおり、より「都心」「都会」の印象を与えています。

いっぽうでターミナル駅周辺を除けば全体的に小さな町工場も多く点在します。京浜工場地帯の一角として大田区に似た雰囲気（小規模の工場が軒を連ねる）も残っています。

戸越や武蔵小山、西小山などは無数の商店街が点在する下町情緒があふれる地域です。

人口は1998年以降、再開発とともに増加に転じています。高齢人口が全体の21％を超えるなど日本全体の高齢化に比例して増えていますが、品川区では年少人口（0～14歳）も2004年から増加傾向が続いています。

これは都市計画においていくつかのエリアで大型の集合住宅が建設され、今なおそれが続いていることに関連しています。公園も278か所あり、都心の顔と豊かな住環境を併せ持つのが品川の特徴といえます。

全体としては上記のような特徴がありますが、品川区は品川、大崎、大井、荏原、八潮の5地区に大きく分けられ、それぞれに特徴があります。

出典：品川区役所

それぞれのエリアの特徴をまとめ、ポスティングを実施するうえでのポイントを解説していきます。

品川区　品川エリア

品川駅

品川、新馬場、青物横丁を含むエリアです。

品川駅周辺は交通の要所として近年整備が進み、巨大なオフィスビルや高級高層マンションと直結しています。

天王洲アイルや品川シーサイドも都市化が進み大きなビルが並ぶというエリアです。特に品川シーサイド駅近辺の「シーサイドフォレスト」は商業施設と大型マンション、オフィスビルによって形成され、近代的な街づくりの典型といえるでしょう。

いっぽう、少し離れた新馬場や青物横丁は庶民的な雰囲気を残した街です。

新馬場は品川神社や荏原神社など歴史的な建造物を多く残す地域で、駅前でも人は少なくこじんまりとしています。

青物横丁は京急の小さな駅の近くに古い商店街があり、イオンやOKストアなど便利なスーパーもあります。小規模なクリニックも多く、最近では住みやすいエリアとしてファミリー層からも人気があります。

品川エリア　ポスティング＆チラシ配布戦略

品川や天王洲アイル、品川シーサイド駅周辺は日本屈指のオフィス街です。ビジネス向けのポスティングをするには適しています。オフィス機器やオフィス向けのサービス、飲食物のデリバリーはニーズが高いです。

いっぽうで徒歩圏内には大型マンションが立ち並んでいます。配布制限があるマンションもありますが、効率のよいポスティングが期待できます。

新馬場、青物横丁は駅周辺は商店街と小さな戸建てがありますが、徒歩4～5分離れると大きなマンションもあります。第一京浜沿いには今後もマンションが増えていくでしょう。

新しいマンションにはファミリー層が多く、児童向け、学童向けの学習サービス（塾、習い事）なども高反応が期待できます。

品川区　大崎エリア

大崎ゲートシティ

大崎、五反田、不動前、目黒を含むエリアです。

大崎はゲートシティを中心に大規模な再開発が行われ、大きなオフィスビル、商業施設が隣接して近代的な雰囲気が強い地域です。今も工場等の土地利用転換を契機とした開発プロジェクトが進んでいます。

五反田の歓楽街は長らく同じ雰囲気を持っていますが、周辺では大街区化の都市計画があり、戦後の区画を一新しようとする動きもあります。

不動前は東急の駅を中心に、駅通り商店街など小さなお店が集まる庶民の街です。駅周辺は坂が多いですが山手通りまで下ると平坦になり道沿いには大型マンションが並んでいます。

目黒駅は、目黒という名前がついていますが品川区にあります。東急目黒線、メトロ南北線、都営三田線が乗り入れて重要な交通拠点になっています。それにともない駅前の広場周辺では開発や整備の計画が進んでいます。

駅を少し離れると白銀長者丸、花房山などの高級住宅地があります。

大崎エリア　ポスティング＆チラシ配布戦略

大崎、五反田、目黒は大型駅であり、周辺にはオフィス関連・商業施設が多いですが、少し離れると居住エリアが広がり、昔ながらの戸建てに加えて大型のマンションが多くなります。

家賃の高い地区なので築年数の新しいマンションに住む世帯は年収が高く、働き盛りの40～50代とそのファミリーが多いです。健康関連の商材やスポーツ、フィットネスに関心が強い世代が多いので、これらのポスティングは特に関心を引きます。

不動前は単身世代も多いです。周辺に飲食店がたくさんありますのでフードデリバリーのサービスはやや苦戦するかもしれませんが、人口密集度は高いので効率的なポスティングが可能です。

品川区　大井エリア

大井町駅

大井町、西大井、立会川を含むエリアです。

大井町駅はアトレ、イトーヨーカドー、ヤマダ電機、西友など大型の商業施設があります。区役所が近く、品川区の行政的な中心でもあります。区外からも人が集まってくる駅です。

東口には東小路など下町の雰囲気を残す飲み屋街もあります。

徒歩数分圏内には大型マンションもありますが大井町駅には大きなバスターミナルがあり、居住する人はバスに乗ってそれぞれの住宅地へ向かう、という光景が一般的です。

西大井は駅前にJタワー西大井など大型のマンションがあります。高層マンションもポツポツありますが、中規模のマンションと戸建て住宅も多い場所です。道路は整備され、平坦で暮らしやすい街並みです。

立会川は旧東海道の歴史を残す街で大井競馬場は有名なレジャースポットです。幹線道路沿いは中型のマンションや商業施設が並びます。一歩脇道に入ると狭い一本道に古くからの住宅が密集しているという様子です。

大井エリア　ポスティング＆チラシ配布戦略

大井は荏原エリアに次いで人口と世帯数が多いエリアです。大井町駅の周辺500mは商業施設ですがそれを離れると、大型マンション、中型マンションから戸建てまで様々な住環境があり、多くの人が居住しています。

若い世代から高齢世代まで属性も幅広いので、オールマイティなエリアといえるでしょう。

街を歩いてみたり、バイクで走ったりしていると子供の姿も多いという印象です。特に西大井周辺は道が綺麗で住みやすい印象があり、他の土地から移り住んでくる家族世代も増えています。

小学校、中学校の徒歩圏では教育関連のポスティング（塾、英会話など）が活発です。ライバルは多いですが世帯数が多いので後発でもチャンスはあります。

品川区　荏原エリア

戸越銀座

荏原、戸越、西小山、武蔵小山を含むエリアです。

全体的には「ザ・東京の下町」「昔ながらの商店街」「年配世代が多い」という特徴があります。

荏原エリアには品川区の人口が集中しています。1/3以上がこのエリアに居住しており、1キロ平方メートルあたり約24,00人と八潮エリアの約10倍です。戸建ての木造住宅が密集している場所が点在しており、区の災害対策計画が進んでいます。

人が集まって暮らしている、というエリアであるため商店街には活気があり、戸越銀座は全国的に有名で休日には多くの人が訪れます。戸越公園や林試の森公園など緑が豊富で地域密着の意識が強い街です。

武蔵小山駅周辺は今後発展が期待される場所であり、開発計画が進められています。

荏原エリア　ポスティング＆チラシ配布戦略

全国でも屈指の人口密集地であり、戸建てが多いという特徴があります。

住み替え、リフォーム、設備の増強や塗装、耐震など住環境にまつわるサービスには高いニーズがあります。高齢者が多いので老人ホームなどの施設の案内も目に留まりやすいでしょう。

また地域振興や地域イベントへの関心も高いエリアですので、地域の情報誌やニュースが記載されたフリーペーパーなどはよく読まれる傾向にあります。

品川区　八潮エリア

広大な大井ふ頭と中央海浜公園を中心としたエリアです

ふ頭＋公園（中央海浜公園だけでなく京浜運河緑道公園、潮風公園などの大規模な都立公園がある）という場所ですが、計画的に造られた大規模団地「八潮パークタウン」が目立ちます。

団地は住宅ではなく、保育園や学校、図書館や高齢者向けのデイサービスや障害者向けの設備など生活に必要な施設が作られており、「落ち着いて静かで住みやすい」と人気があるエリアです。

品川区の中では最も人口が少なく、約13,000人。5,700世帯です。

八潮エリア　ポスティング＆チラシ配布戦略

島1つが1つの街です。パークタウンが作られたのは1983年頃ですので35年くらいの歴史があります。

当時から入居する方もいれば、新しく入ってくる世代もありますが、高齢者世帯、ファミリー世帯が中心です。

古いマンションから新しいマンションまでたくさんのマンションが並び、戸建てはほとんどありません。ポスティングの効率は高いです。

本数の多い路線バスで品川、大井町、大森と大きな駅にアクセスできるので、これらの駅周辺の飲食店やサービスも商圏に入るといえます。

この場所が好きで長く住んでいるという人はかなり多いので、情報誌や地元の新聞的なフリーペーパーも読まれやすいといえます。

品川区内の主要駅周辺の ポスティング（チラシ配布）戦略

・戸越銀座駅周辺

・大井町駅周辺

・大崎広小路駅駅周辺

・武蔵小山駅周辺

・五反田駅周辺

・目黒駅周辺

品川区の世帯数と戸建て・集合住宅の数　※変動がありますので詳細はお問合せください

品川区にある街の名前と読み方

あ行

荏原(えばら)大井(おおい)大崎(おおさき)

か行

勝島(かつしま)上大崎(かみおおさき)北品川(きたしながわ)小山(こやま)小山台(こやまだい)

た行

戸越(とごし)

な行

中延(なかのぶ)、西大井(にしおおい)、西五反田(にしごたんだ)、西品川(にししながわ)、西中延(にしなかのぶ)

は行

旗の台(はたのだい)、東大井(ひがしおおい)、東五反田(ひがしごたんだ)、東品川(ひがししながわ)、東中延(ひがしなかのぶ)、東八潮(ひがしやしお)、平塚(ひらつか)、広町(ひろまち)、二葉(ふたば)

ま行

南大井(みなみおおい)、南品川(みなみしながわ)

や行

八潮(やしお)、豊町(ゆたかちょう)