ポスティングとは、広告宣伝することを目的として、チラシやフリーペーパーなどの販促物(小冊子や情報誌、サンプル、ポケットティッシュ等も含む)を直接ポストに投函することです。
ネットニュースやスマートフォン、SNSの拡がりにより、どんな情報もタイムラグなくやり取りできるようになった現在では、新聞を購入する世帯も大幅に減ってきており、折り込み広告は手に取ってもらう機会自体が少なくなっています。
そんな中、直接ポストに投函される販促物は、不要・有用なものを選別する際に必ず目に留まるという意味でも他の販促メディアに比べて反響率が高いと言われています。
古くは江戸時代、大売出しや薬、化粧品など、販売・宣伝のために引札(客を引く札)が現在のチラシとして誕生したのが始まりであり、ポスティングの原型と考えられています。
明治4年には郵便制度が発足し、各家庭に郵便ポストが設置されるようになり、本格的にポスティングが始まりました。
利用される業種は様々で、飲食店、不動産会社、美容室、整体院、ピアノ教室など商業目的なものから、地方自治体や水道局などからの広報的なお知らせもあります。
ポスティングの方法としては、
- 情報提供元の社員自らが行う
- アルバイトやパートスタッフを活用する
- ポスティング専門業者に依頼する
この3つが考えられるでしょう。
自分達で配布する場合、1人が1時間で配布できる枚数は約300枚程です。複数人で手分けして行う場合にも、全部で何枚配布して、ターゲットはどこに絞るか...かけられる時間を考えても、より効率的に戦略を練ることが必要でしょう。
ただ、商圏性を自らの目で確認することができる、配ろうと思ったその日に配布することができる、といったメリットもあります。
アルバイトやパートスタッフを活用するのであれば、1日にどれだけのチラシを配布するか、エリアはどのように分担するか、綿密に計画する必要があります。また、チラシを配布せずに捨てられてしまうことのないように抜き打ち検査を行うなど、対策を立てなければなりません。
ポスティング専門業者は配布ルート、配布方法などのノウハウを独自に持っています。また、配布だけに限らず、チラシ作成から印刷までの技術、配布する地域の反応率や商圏性の分析、配布後のレスポンスの分析までトータル的に行うことが可能です。
ポスティングについて回る問題点のひとつが「勝手にポストに投函するな」というクレーム対応ですが、こちらも併せて任せることができます。
ポスティングは1回のみで終わらせてしまうよりも、定期的に複数回行った方がより印象に残り、認知度が高くなるという特徴があります。継続的に行うのであれば、ポスティング専門業者に依頼した方が、コストも結果的に抑えられる場合があります。
但し、いざ依頼しようとした時、初めてであればどこに依頼したらいいかと悩むこともあるでしょう。ポスティング効果をより高めるためにも、依頼する前にリサーチすることをお勧めします。
例えば・・・
- 配布エリアに自分が希望する地域が含まれているか
- ポスティングの相場はどのくらいか、価格が適切であるか
- どんな配布方法があるか(単独配布・併配配布等)
- 自社スタッフによって配布しているのか否か
- 配布員へのチェック体制が整っているか
- GIS(地理情報システム)ポスティングを行っているか
- 配布後の報告まで行ってくれるのか
などが挙げられます。
信頼して任せられる業者を選ぶことが、作成したチラシを最大限に生かし、ポスティングを成功させることにも繋がっていきます。
ここは妥協せず、納得のできる業者に出会えるまでぜひコンタクトを続けてみてください。